今日からしばらく、キトサンについてお話します。少し、化学的な説明もしますので、例の亀の甲なども出てきますが、できるだけわかりやすく話しますのでお付き合いください。
さて、皆さんは、キチン・キトサンという言葉は耳にされたことがあると思いますが、実は、キチンとキトサンは全く別の物質なのです。化学構造式も違えば、その物性も違います。
例えば、キトサンは酸性溶液(塩酸や酢酸・硫酸・乳酸などの水溶液)には溶けますが、キチンは非常に安定な物質で、水にもアルカリ溶液にも酸性溶液にも溶けません。
次回は、なぜキチン・キトサンと呼ばれるようになったのか？をお話します。